どうしても企業に対する投資と言えば、直近の事業や財務状況、トップが変わったときなどがポイントになっていました。
しかしながら長期的な投資を考えたときにはその着目点が変わりつつあることを理解しなければなりません。
実際に世界では日本以上にこの考え方が進んでおり、SDGs、ESG投資、環境投資などこれまでとは違った観点で企業に対する評価を行うことが増えてきています。
さらに企業側もこの考えに8をするかのごとく自らの企業としての投資を上記の分野に振り分け、かつ企業としての発信も重点を置く傾向が強くなりつつあります。
しかしながら、前述の通り日本の企業ではまだまだこのような考え方が浸透せず、目の前の授業だけ、財務状況だけに注目してしまうので世界の企業に対しても遅れをとっている事は言うまでもありません。
だからこそ投資する側にとっては日本の企業ではなく海外の企業、それも上記のような分野に長期的に投資を行っているような企業を中心に投資信託などを行って効率よく投資することが求められるようになっています。
このようにして企業がどんなところに投資を行っていくのか、そして投資をされるためにはどのようなことに着目してどのような事業を行っていくべきなのか観点が大きく変わりつつある中、投資家としても考え方を変えないといけないことがよくわかるかと思います。
しかしながら長期的な視点だけで考えても短期的に資金が必要な場合は、このような考え方がマッチしないことにもつながりかねません。
だからこそ長期的な視点を持った投資と短期的な視点を持った投資を振り分け、あくまでも長期的な投資については着目する部分をこのように持っていくと言う考え方も重要になってきます。
また、このように捉えると長期的な視野を持って日本の企業に投資することがなかなか厳しいと言うこともお分かりいただけるのではないかと思います。
世界の潮流を眺めたときも環境に対する取り組みは日本の旗を送っています。
むしろ日本の政府としての取り組みが遅れているので日本の企業が不足になってくれないと言ったほうが正しいのではないかと思いますが。
このような外部的な背景を加味しても日本の企業が長期的にどれだけ厳しい状況に陥るかはわかりいただけるかと思います。
単なる事業の先見性だけではなく世界の潮流に乗るためには上記のような環境、さらには様々な社会貢献活動なども踏まえた事業が展開される企業でなければ厳しいわけです。
海外の事業を長期的に投資していこうと考えた時にもこのような視点を持って投資することが成功への近道になってくると思います。